秘湯好きクリエイターがこっそり教える誰も語らなかった「温泉ノマド」

毎日自宅で仕事をしていると、日常に変化がなく鬱々とした気分になることってありますよね。

そんなとき、いつもと全く違う環境で仕事をすると気分が一新して新たなアイデアが生まれたり、記事執筆に集中できて仕事がサクサク捗ります。

とくに秘湯の湯治棟に籠って記事執筆をするのは最高です。 この記事では全国の秘湯30カ所以上回った私が、秘湯の魅力と温泉ノマドの湯治棟のある温泉をご紹介します。

ナビYAKO
ナビYAKO

本当は紹介したくない…笑

秘湯とは

秘湯は山奥にひっそりと佇む歴史ある一軒宿の温泉に多くあります。人里離れた山奥にある、ということも秘湯の条件ですが、当然ですが「極上の湯」であることも大事な要素です。

アクセスが悪いのに何度でも足を運びたくなる魅力が秘湯にはあります。

秘湯がノマドワークに最適な理由

基本的に、秘湯は山奥の一軒宿に多いので観光ついでに温泉に入るというより、温泉をじっくり浸かりに来る客が多いのが特徴です。基本的には観光スポットも土産物屋も何もないので、子供退屈してしまうので小さな子どものいる家族連れは見たことがありません。

そのため、常識ある大人が静寂を味わいつつお湯を愉しむ暗黙のルールが秘湯にはあります。若いカップルを見かけることはありますが、たいてい彼らも秘湯好きで、しっぽりと静かに入浴しています。

秘湯で聞こえる音といえば、夏は蝉の声、雨音、雪が積もるシンシンという静かな音、時々聞こえる宿泊客の廊下を歩く音やロビーで焚く炭がパチパチと立てる音くらいです。

夜中になると夜行性のフクロウやテン、キツネなどが窓際に遊びに来たり…

記事を書き、疲れたら温泉に浸かり、また記事を書き…と繰り返しながら一日が過ぎます。

山奥なので夜も早く、周りはシンと静まり返るので、さらに仕事に集中できます。

宿に依りますが24時間入浴可能なところも多く、静まり返った夜中に湯気の立つ硫黄の香り漂う白濁の温泉に浸かる時間はこの上なく最高な気分にしてくれます。

かつては文豪作家がお忍びで宿に泊まって執筆をする、というのは知られた話ですが、やってみると作家の気持ちがすごくよくわかります。これ以上の幸せはない、と感じますから…

湯治棟の特徴

湯治棟はふすまや障子で仕切られているところが多い

プライバシーはきちんと確保されていますが、古くて簡素な造りの部屋であることが多いです。金庫や冷蔵庫は基本なく、共同の冷蔵庫や冷凍庫を用意してくれている宿が多いです。

宿泊客が共同で使うので、一人で大量の食糧を冷蔵庫や冷凍庫に入れるのはタブーなので、お互いに譲りあって使います。

食事は基本的には自炊

湯治棟の自炊

長期で湯治棟に泊まる人は、車で来て食糧を運んで来るケースが多いようです。途中でなくなれば車で買い出しに行かなくてはなりません。

レトルトカレーや、日持ちのする野菜などで工夫しているようです。

宿によっては、一般客の送迎と一緒に駅まで送ってくれ、食糧を買い出しに行ける配慮をしてくれているところもあります。

山奥にある宿は、基本的に最寄り駅まで送迎してくれる

駅からバスやタクシーなどの交通の足がない宿は、基本的に最寄り駅やバス停があるところまで送迎してくれます。

私はいつも電車で行くのですが、宿までの足がなくて困ったことは一度もありません。

湯治棟の他の客との情報交換が楽しい

秘湯の湯治棟に宿泊する客は、基本的に優しくて穏やかな人が多いです。台所もコンロや調理道具を譲り合って使ったりするので、そういうことができる人が集まるんでしょうね。

さらに、かなりの秘湯好きが多く、毎年必ず同じ時期に来ているとか、湯治棟のある宿でおすすめはどこそこだとか、食糧は事前に宿に送っておくとか、色んなマニアックな情報を教えてもらえます。

ノマドワークに適した秘湯の条件

湯治棟があること

概して温泉というのは宿泊費が高いです。一泊10,000円以上するところがほとんどです。ノマドワークをするとなれば、一週間くらいはじっくり滞在したいですから宿泊費がかさんでしまいます。

ですので、ノマドワークをするなら「湯治棟」がある秘湯がいいでしょう。

湯治棟とは、持病を癒すために長期の湯治目的で温泉に来る客のための宿泊施設で比較的安い宿泊費設定になっていて、温泉の効能が強い宿では昔から湯治棟を一般宿泊棟と分けて運営しているところがあります。

湯治棟では、湯治客は自分で用意した食材を調理場で調理して自炊するのが基本です。布団の上げ下ろしなどのサービスも基本なく、主に素泊まりのみ、というスタイルなので宿泊費を安く抑えることができます

Wifiが部屋に通っていること

山奥なので、多くの素晴らしい秘湯であっても全く電波が通らない宿が多いのが残念なところ。

ロビーにだけ宿のWifiが使えるという宿はけっこうあります。

でものんびり自分のペースで仕事をしたいので、仕事をするたびにロビーに移動するのは面倒だし、応接間のようなソファーとカフェテーブルだったりして、長時間のPC作業だと疲れてしまいます。

また、冬場はロビーが冷えることもあり、やはり温泉ノマドには部屋までWifiが通るところがいいです。

駅からの送迎、またはバスが宿まで通っている秘湯

雪深い地域の秘湯は10月くらいから春先まで閉じてしまうこともあります。

車で行くと楽ですが、場所によっては道幅が狭くすぐ下は崖、みたいな道もあるので、道に慣れた宿の人が車で送迎してくれるところがおすすめです。

バスもないような場所にある秘湯の多くは、一日に時間を決めて最寄り駅まで送迎してくれます。

車で行けば運転の疲労で、宿についてお湯に浸かれば一気に眠気が襲ってきて仕事どころじゃないので、電車の方がおすすめです。

温泉ノマドにおすすめの秘湯

滑川温泉

滑川温泉

なんと湯治棟は季節や曜日に関係なく、1泊2500円で宿泊が可能で連泊だとさらに300円割引になります。

部屋は廊下に面して障子で仕切られているだけで、冷蔵庫もトイレも洗面もありません

湯治棟の部屋は全部で5室しかないので「休みができたからフラリと行ってみるか!」と思ってもまず泊まれません。かなり前もっての予約が必要です。

滑川温泉

内湯は2か所、内一か所は混浴です。露天は3つあり混浴や男女入替え制になっています。

在来線JR奥羽本線峠駅が最寄り駅ですが、宿までは到底あるけないので送迎を予約しておきましょう。

峠駅では、昔から駅に「峠の力餅」を売りに来ています。とても美味しいのでぜひ食べてみてください。

滑川温泉

昔ながらのスタイルで餅売りが売りにくる。

滑川温泉

たしかひとつつみ1200円。

数日間湯治するなら、頑張って山道を2時間歩いて「姥湯温泉」に行くこともできます。山道に慣れていないと、途中何度も泣きそうなところがあるのと、途中でへたばってもとにかく歩くしかないので、足に自信がない人は厳しいです。

滑川温泉

後生掛温泉

後生掛温泉

自炊等に繋がる通路

後生掛温泉は、オンドルという地熱を利用した岩盤浴ができる湯治棟が特徴です。部屋で寝ているだけでいいのでダメ人間になりそうなくらいグダグダになります。

ここは大部屋に数人が一緒に寝るタイプなので、気を使う人や他人の寝息やいびきに敏感な人は難しいかもしれません。

ただ、独特な雰囲気があり歴史ある湯治の雰囲気を味わうには最高です。Wifiはなんと全館に通じています。

温泉は泥湯、箱湯、温湯など、色々な種類のお湯が楽しめて露天もあります。もちろん湯治棟宿泊客も利用できます。

裏には源泉が沸きだす散策路もあって、仕事に疲れて気分転換にちょっと歩くのに最適です。

後生掛温泉

また、宿近くにあるバス停から、「ふけの湯」「玉川温泉」「乳頭温泉」などの名湯に立ち寄ることもでき、ここを拠点に毎日別の温泉に日帰り入浴する楽しみ方もできます。

後生掛け温泉

藤三旅館

藤三旅館

ここはまだ泊まったことがないのですが、いつか必ず行きたいと思っている秘湯宿です。滑川温泉で知り合った湯治客に「おすすめの湯治温泉」として教えてもらいました。

ここの温泉は「鉛温泉」といって、湯桶がとても深く立って入浴するような面白い温泉です。湯治棟は2900円台からありますが、週末やシーズン期間は1万円前後に跳ね上がるので、平日いけるノマドワーカーにはちょうどいいですね。

ただ残念なのは、部屋によってはWifiの繋がりが悪いようです。ここでの仕事は通信不要の原稿執筆やサイト企画などに徹した方がよさそうです。

藤三旅館

まとめ

いかがでしたか?湯治棟は、好きな時に食事ができ(台所の使用可能時間は決められています)、好きなときに温泉に浸かり、仕事をし…最高の時間を過ごすことができます。

食材は基本的には全部自分で用意する、トイレや洗面、冷蔵庫は部屋にないなどの多少の不便さはありますが、気にならなければ最高のノマドワークができます。

ナビYAKO
ナビYAKO

温泉ノマド、楽しいですよ!

ご参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました